空っぽな人間
Eとの決別があり、私はモヤモヤする日々をいまだに送っている。(まだ先週のお話)
私はある時からEのことを【空っぽな人間】だな、と思うようになった。
おそらく、自分が、飲んだり騒いだりすること以外に楽しみややりがいを見出すことができたのに対して、彼女はずっと彼女のままだからなのである。
Eは興味の範囲がとても狭く、私の知る限り、酒と男にしか興味がないので、酒を飲んでいない、男と会っていない時間は常に暇なのである。
仕事は、ビジュアルで雇われているようなもので、会社には行ってるだけでお金がもらえるような環境。話を聞いていると、本当に行っているだけでほとんど何もしていないようだ。
余計なお世話だが、生きていて楽しいのだろうかと思う。今後、年を重ねれば重ねるほど、中身がないというのは男女ともに致命的になる。
そんなことをぼんやりと考えていたのだが、そうすると次は、自分は空っぽじゃないんか、と、考えるようになる。
考えれば考えるほど、自分も空っぽなのだ。
彼女と何も変わらないのに、彼女を見限る資格なんてあったのだろうかと。
自分は彼女と違うと思いたかったのかもしれない。
私はいつか、空っぽじゃない、満タンな自分になりたい。そのために努力したいと思う。